<東横線渋谷駅>風渡る駅舎お別れ 副都心線直通で地下化

2013年03月18日 12:29

 15日の最終電車を最後に、現在の東急東横線渋谷駅がその役目を終える。翌16日から東京メトロ副都心線と相互直通運転が始まり、駅が地下化されるたadidas スニーカー めだ。最終日が近づき、渋谷駅では多くの利用者がホームなどを写真に収めている。

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 10日午前、沿線の横浜市都筑区に住む新井由美子さん(48)と長男の小学5年、颯斗(はやと)君(11)母子が渋谷駅にやってきた。混雑したホームで颯斗君が「9000系が来た」と好きアディダス な車両に駆け寄る。8日に発売された、渋谷駅を記録した写真集「DREAM TERMINAL」(東急エージェンシー)の一般応募企画に応募し、親子で写真が採用された「渋谷駅ファン」だ。

 新井さんの実家は埼玉県所沢市。颯斗君を連れて帰るたびに西武線の操車場を訪れ、颯斗君は電車が好きになった。颯斗君が「広くてたくさんの電車が来るので面白い」という東横線渋谷駅を訪れるうちに、新井さんも思い入れが強くなった。渋谷駅は4本の電車が入る「頭端式ホーム」が特徴で、かまぼこ形の屋根も人気だ。マメ知識を息子と一緒に調べ、駅舎が自分と「同い年」であることに不思議な縁を感じた。

 副都心線との直通運転で実家への便は良くなるが、新井さんは「風が抜ける駅舎が好きだった。息子との思い出も詰まっている」と寂しさも感じている。駅は5月までイベント会adidas 場として使われ、その後取り壊される予定。【山崎征克】

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